スクリーン印刷は時代遅れ?デジタル印刷との比較とまだまだ活躍できる3つの理由



日々印刷業界の技術は進化し、各メーカーから毎年のように新たな印刷機が発表されています。

今回はそんな数多の印刷技術の中で、昔ながらのスクリーン印刷もまだまだやれるぞ!という特殊印刷会社、山王テクノアーツからのお知らせです。


   目次   


  1. スクリーン印刷とは

  2. その他の一般的な印刷方式

  3. デジタル印刷の時代

  4. スクリーン印刷は過去の技術なのか

  5. 印刷業者によるクオリティーの差

  6. 機能面でのお困りごとはスクリーン印刷が解決


スクリーン印刷とは


まずはスクリーン印刷とはどのような印刷方式なのかというおさらいから。


孔版印刷の一種であるスクリーン印刷とは、穴のあいた版にインクを擦りつけ、印刷する方式のことを言います。

シルク印刷と呼ばれることもあるように、昔は版に絹が使われていました。

現在ではナイロン・テトロンなどの繊維あるいはステンレススティールの針金などが主に使用されています。

水と空気以外には印刷できる、とも言われており紙以外にも布や金属など様々な素材にも印刷可能で、形状も厚みのある素材や円柱などの立体的な対象にも印刷可能です。

用途としては主に看板やステッカー、Tシャツや一般的な印刷物や、機械の操作パネルや電子回路などの特殊印刷にも使用されています。

機械の構造も比較的シンプルで、広く普及している印刷手法です。



スクリーン印刷機には手動式から全自動まで様々な種類があります


その他の一般的な印刷方式


スクリーン印刷も含めた4大印刷方式とも呼ばれる代表的な印刷方式がありますので、その他の3つの印刷方法にも触れておきます。


・平版印刷

印刷される部分は親油性を持ち、印刷されない部分は親水性を持たせた版を使用し、水と油の反発作用を利用して印刷する方式です。

ゴムブランケットというシートに版面についたインキを転写して、再度紙に転写することからオフセット印刷とも呼ばれます。


・凸版印刷

版のインクが付着する部分が凸の形状でできており、その部分が圧着することで印刷されます。身近なものでいうとスタンプと同じ原理の印刷方式です。このことから業界内では印刷版のことを「ハンコ」と呼ぶこともあります。

フィルムや布、段ボールへの印刷を得意とし、活版印刷、フレキソ印刷という種類があります。


・凹版印刷

凹版印刷は前述の凸版印刷とは逆に、版全体にインクをつけ、ドクター刃といわれるワイパーのようなもので拭きとったのち、凹んでいる部分に残ったインクを印刷対象に転写する印刷方式です。グラビア印刷とも呼ばれます。

アルミなどの円柱状の版胴に彫刻することで像を表します。

高品質な色彩表現を得意とし、写真集などの印刷に用いられていましたが、近年ではその用途は減少し、パッケージ用のフィルムや、建材用の壁紙などの用途に用いられています。



以上が4大印刷方式と呼ばれているものですが、ここ数十年で急速に普及しているデジタル印刷、という印刷方式もあります。

上記の4つの印刷方法が印刷版を使用して印刷するの対し、インクジェット印刷機などを代表とするデジタル印刷は版を作成することなく、PCから直接データを送信することで印刷が可能です。

そのため従来の方式よりもコストも下げ、納期も短く製造できるため有用な印刷方式として急速に普及してきました。

主に屋外看板やカーラッピングなど少量数の印刷物で多用されています。



デジタル印刷の時代


古くからの印刷技術であるスクリーン印刷ですが、時代の流れとともに取り扱う業者の数も減少傾向にあります。

その理由は2000年代に入ると代替技術となるデジタル印刷の進歩が進み、置き換わりが急速に進んだことが大きいようです。


印刷業界に革命を起こしたともいえるデジタル印刷。

この印刷技術の登場で何が変わったのでしょうか。