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目隠しと外の見えやすさが両立するフィルムとは

更新日:6 日前

今回は外側からは色鮮やかな表示が、内側からは外の様子が見られる目隠しステッカーの施工風景をお届けいたします。



プライバシーゼロの室内に目隠しを!

当社工場は会議室の向かいに温度管理室があります。ところが会議室・温度管理室がともにガラス戸であり、座って作業していると向かいの部屋の方と目が合ってしまっていました。

また、温度管理室には材料など物が多く見栄えも悪いため、

「中が見えにくいように目隠しをしつつ、部屋の中からは来訪者が見えるようにしたい」

さらには「誰が見てもわかりやすいよう現在の掲示物より大きいサイズで立ち入り注意の表示がしたい」といったニーズがありました。


廊下から温度管理室を見た様子

中が丸見えで保管している材料が見えすぎてしまっています。



温度管理室から廊下を見た様子

現状の表示でも歩く人の視線を遮るように工夫がされていますが、室内で座って作業をしていると視線を感じることもあり、落ち着きません。



外からは見えにくく中からは見えやすい目隠しフィルム

「中が見えにくいように目隠しをしつつ、部屋の中からは来訪者が見えるようにしたい」といったニーズを満たす基材はミラー調フィルムなどがありますが、今回は社内のニーズを踏まえ、外側から見た場合に立ち入りに注意が必要な旨が分かりやすいように印刷を施すことにいたしました。

そこで今回は印刷が可能でかつ目隠しの用途を満たす3M ワンウェイビジョンフィルムを貼ることにいたしました。

参考記事(外部リンク)


ワンウェイビジョンフィルムは表は白、裏(糊面)がグレー色のフィルムです。

フィルムには無数の小さな穴があけられていており、穴を通して視認性を保っています。(開口率50%)

一見するといかにも穴あきのフィルムで目隠しの用途を満たさないように見えますが、表が白、裏(糊面)がグレーになっているため、白側からみると見えづらく、グレー側からみると見えやすい構造になっています。網戸をご想像いただくと、黒い網戸は反対から様子が見えやすく、白い網戸は反対から様子が見えづらいのでわかりやすいかもしれません。


参考:白い網戸

網戸の向こうが見えづらい様子


参考:黒い網戸

網戸の向こうが見えやすい様子



当社での施工の様子

材料を選定したら実際に印刷・施工をしていきます。

印刷後のステッカーがこちらです。デザインは社内で作成いたしました。黄色を基調とした、目立つ上にわかりやすいデザインになっています。


近くで見るとフィルムに細かい穴があいていることがわかります。


続いてステッカーを施工します。施工の際は窓を綺麗に拭き上げ乾燥させてから作業を開始します。

水ですと乾燥に時間を要するため、揮発しやすいアルコールなどを含ませたふきんで拭き上げます。

ステッカーや表示を貼る際にちりやほこり・汚れを巻き込むと剥がれの原因になることもありますので念入りに清掃します。


清掃ができたら次は貼り付け位置を合わせます。貼付位置にステッカーを合わせ、ずれないようにマスキングテープで仮止めします。


マスキングテープで仮止めができたら上部の台紙を少しめくり、上から押し付けて貼付します。

片手で台紙を少しめくり、もう片方の手でめくった部分をスキージや手で貼り付ける工程を繰り返し、ステッカーの上部から順に少しずつ貼り付けていきます。その際、スキージで空気を外側に押し出しながら貼りつけていきます。



慎重に台紙をめくり、スキージでしっかりガラス面とステッカーを密着させていきます。

そして数分後……目隠しステッカーの貼り付けが完了しました。


廊下から温度管理室を見た際に、表示物が大きく目立っており「誰が見てもわかりやすいよう大きいサイズで立ち入り注意の表示がしたい」というニーズを満たしていることがわかります。


また、こちらの写真をご覧ください。写真上部が目隠しのされていないガラス面、下部が目隠しステッカーの貼付されている面です。

目隠しステッカーのされている箇所はモザイクのように中の様子が分かりにくくなっています。


一方温度管理室から廊下を見ると、ある程度の視認性が確保できていることがわかります。

もう1つのニーズであった「中が見えにくいように目隠しをしつつ、部屋の中からは来訪者が見えるようにしたい」という条件も満たせています。



ステッカーの専門家にお任せください

今回は当社内の目隠しステッカー施工の様子をご紹介いたしました。

当社は50年以上表示物印刷の専門家としてお悩み解決のサポートをしております。「こんなステッカーはできないか」「いま使っているステッカーのこんな悩みを解決できないか」などのご相談も承っております。お困りの際はお気軽にご相談くださいませ。





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