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蓄光材・反射材 防災のための高機能サイン表示

更新日:4月8日



数十年周期で発生する大地震、毎年のように降る大雨により起きる水害など、災害大国といわれる日本。

今後も防災対策の充実は今後も必須で、いくら対策を行ってもやりすぎということはないと言えます。

津波を防ぐ防波堤や、土砂崩れを防ぐ法面の補強工事など、大規模な工事を伴う防災対策はもちろんですが、当社の取り扱いしている看板、表示物などの小規模な対策でも、いざという時に命を守る確率を高めることができます。

今回はそんなサインの中でも防災効果を得られる高機能材料である反射材、蓄光材のご紹介をいたします。



「災害」の種類

災害と言っても様々なものがあり、その種類は大きく「自然災害」と「人為災害」の二つに分類されます。


自然災害

自然災害の中でもその災害の原因となる現象が発生する場所によって二つに分類されます。

地上(地中)で起きる地震や津波、火山の噴火などを地象災害、空気中で発生する大雨や大雪、雷などによってもたらされる災害を気象災害と呼びます。


人為災害

一方人為災害は読んで字のごとく、人によって引き起こされる災害です。

大気、水質の汚染など、文明の発展によりもたらされたものを都市公害、工事現場の設備の崩壊や、労働中のケガ、特定の職業に従事したことによる健康被害などを産業災害、車やバス、船舶や飛行機の事故や故障などによる災害を交通災害、手抜き工事の建築や設備のメンテナンス不足など、管理や計画がずさんなことにより発生するものを管理災害と呼びます。



防災対策として有効な表示物

これらの災害への対策に役立つ表示物、というものを考えた時に、代表的なものとしては再帰性反射材と蓄光材を使用した製品があります。

そのそれぞれの機能を下記に紹介します。


再帰性反射材

どのような方向・角度から入射した光も光源に向かってそのまま反射するように作られたもので、利用目的は主に道路交通の安全向上・安全対策の目的で利用されることが多くなっています。

道路標識や車両の外装、歩行者や自転車の視認性向上のためのグッズなどに使用されています。

自ら発光することはなく、光が当たったときに反射して光を発します。

詳しくはこちらの記事でも紹介しております。



当社では反射材を利用したトラックマーキングの製品もございます。


蓄光材

夜光、燐光と呼ばれることもあり、太陽光などの紫外線を吸収し、蓄積したエネルギーを人間の見える光に変換して発光する性質を持っています。

光のない状態でも蓄えたエネルギーがあれば一定期間発光するため、暗い場所での誘導表示などに使用されています。


このようにどちらの材料もある条件下で光を放つことで、様々な形の災害時に役立つことがあります。



それぞれの特徴を合わせたハイブリット製品

光が当たると反射する反射材、光を吸収して発光する蓄光材、このそれぞれ異なる特徴を持った2つの材料を、合わせたハイブリットな表示物を作ることも可能です。




例えば上記の画像のような誘導表示ですが、

糊付きの蓄光シートにカッティング(型抜き)した反射材を貼り合わせることで蓄光と反射の両方の機能を持ち合わせた表示が実現可能です。



実際に作ってみたものがこちらです。

反射材はカッティングプロッターで加工をしました


カッティングプロッター参考記事




自然光ですとこのような見た目ですが…

暗所で見るとこのように見えます。



蓄光部分が光ることにより、絵柄が暗所でも認識できます。


また、時間が経過し、蓄光材が発光しなくなった場合も、懐中電灯などの光が当たると反射材が光を反射するので通常の表示よりも有事の際に視認性を高めることができます。




通常の表示物と比較すると製作に多少コストはかかりますが、災害時のリスクを軽減するには有効です。



防災表示のことならなんでもご相談ください

山王テクノアーツではこのような反射材や蓄光材を利用した多機能な表示物など、屋外、屋内設置場所を問わずお悩み事を解決するアイデアを提供いたします。

〇〇を〇〇したいというお悩みがありましたら、ぜひ一度ご相談ください。


ご紹介製品のサンプルを簡単にご請求いただけるフォームを作成いたしました!ぜひご活用ください!

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