止まる?歩く?エスカレーター利用ルールのお話

更新日:6月28日





   目次   

  1. エスカレーターを利用の際、歩くことはありますか?

  2. 右側にしか立って利用できない人も…

  3. 情報にふれ続けることで意識が変化する

  4. 意識して守るルールから、無意識下の習慣へ

  5. 立ち止まるだけでSDGsに貢献できる!

  6. 山王テクノアーツにできること




エスカレーターを利用の際、歩くことはありますか?

今回はエスカレーターの利用時のルール、マナーに関するお話です。 以前より、エスカレーターの利用時には急いでいる人のために右側をあける左側をあける、など地域によっても様々な違いがありますが、利用時の暗黙のルールがあり、それについては様々な議論が起こっていました。 そして現在のあいまいなルールの中では、急いで走って利用した人の転倒などにより、痛ましい事故も時折発生することがあります。 2017年の東京消防庁のデータによると、エスカレーター事故で搬送された人は年間1396人に上るそうです。 このようなことを防ぐために利用環境の整備、マナーの向上は、最優先の課題として取り組まなければならないことであると言えます。 また、SDGsの目標達成に向けた取り組みの観点からも解決の必要性があります。 そんな中、2021年10月に埼玉県では全国に先駆けて「埼玉県エスカレーターの安全な利用の促進に関する条例」が施行されました。 この条例は 利用者の義務(第5条) 立ち止まった状態でエスカレーターを利用しなければならない。 管理者の義務(第6条) 利用者に対し、立ち止まった状態でエスカレーターを利用すべきことを周知しなければならない。 抜粋すると上記のような内容で、エスカレーターの利用者、管理者の双方に義務を課し、立ち止まった状態でエスカレーターを利用することを促す内容になっています。 このようなエスカレーターの利用ルールを定着させる取り組みは、埼玉県以外ではまだ条例は制定されていませんが、全国の各自治体、鉄道事業者などにより進められています。

右側にしか立って利用できない人も…

エスカレータの利用者の中には様々な理由でどちらか片側にしか立てない人もいます。 エスカレーターの右側にしか乗れない15歳少女「どいて」と怒られ… 両親の苦悩と願い(外部リンク) エスカレーター 歩かない考 右側立つ人には事情が(外部リンク) 上記のニュースのように身体的、状況的な理由でどちらか片側にしか立って利用することができない人々が、差別的な扱いを受けたり、威圧にさらされたりする状況が日常的に起きているようです。 この問題を根本的に解決するには、エスカレーターを利用する人すべてが当たり前の感覚で立ち止まって利用することがルールであると認識することが必要ですが、長年根付いてきた習慣は、なかなか変わるものではなさそうです。 ポスターの掲示など、啓発活動が活発になってきている最近でも、見る限り東京の多くの場所では左側で立ち止まり、右側は歩いて上る人のためのレーンになっているのが現状です。 この現状を変えていくには、一体どのような方法があるのでしょうか。

情報にふれ続けることで意識が変化する

無意識の行動はなかなか変えることは難しいと思われます。 しかし自身の経験として、長年習慣になっている行動があるきっかけで変わったという経験があります。 それは情報にふれ続けると意識が自然と変化する、ということです。 当社では昨年、埼玉県のエスカレーターの安全な利用の促進に関する条例が施行される時期にエスカレーターの立ち止まっての利用を促すための、乗降口に貼るフロアサイン製品を企画販売いたしました。(現在も販売中です!) エスカレーターでは立ち止まって!!注意表示フロアサイン 以前は私自身エスカレーターを利用する際、いけないと心ではわかっていても、急いでいる時は歩いてしまうことも度々ありました。 しかしこちらの製品の企画時に長期間様々なエスカレーターの利用に関する情報にふれ続けた結果、今では無意識に立ち止まって利用するようになりました。 さらには駅の利用時などは焦らず電車を一本見逃す余裕も生まれたほどです。 このように体に染みついた習慣に対し、行動変容を起こすことは、意識して生活をしていても難しい面がありますが、日常で情報にふれ続ける、もしくは意識して繰り返すことにより達成できることも事実としてあるようです。 発生から早2年半が過ぎた新型コロナウイルス禍においてもマスクの着用などは新たな習慣となり、着用しなければ!と意識している方はもはやほとんどいらっしゃらないのではないでしょうか。 このような方法は、ある種マインドコントロールともとらえられ、悪用も可能な側面もあるかと思いますが、あらゆる人々が平等で住み続けられる公共空間を実現するためにはとても有効なアイデアであると言えます。


意識して守るルールから、無意識下の習慣へ

この問題に関しては、啓発活動も活発に行われています。 こちらのポスターを目にしたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。 1年ほど前から駅構内などの公共スぺースに掲示されていますが、ここ最近でさらに目に付く機会が増えたように感じます。 このポスターの掲示の他にも鉄道事業者や自治体などを中心にエスカレーター前での声掛け活動など、様々な啓発が行われています。 九都県市で作成した啓発動画(YouTube) このような啓発活動に加え、様々な対策を根気強く続けることで、意識して守るルールから、無意識下の習慣へと変えていけるのではないでしょうか。 皆様もエスカレーターをご利用の際には、立ち止まることによって安心して施設を利用できるようになる人がいる、ということを心にとめて利用していただけましたら幸いです。

立ち止まるだけでSDGsに貢献できる!

前述にもありましたように、すべてのエスカレーターで立ち止まることは些細なことではありますが、誰もが暮らしやすい街を実現するための一歩になります。

このルールが徹底されることにより、SDGs(持続可能な開発目標)の10「人や国の不平等をなくそう」や11「住み続けられる街づくりを」というような目標の達成にも貢献できます。

山王テクノアーツにできること

継続的に「エスカレーターでは立ち止まる」ということをアピールし続けるためには、やはりエスカレーターそのものに工夫をすることが必要になります。 山王テクノアーツではエスカレーターに表示する注意喚起の表示物で安心できる環境づくりのお手伝いをさせていただければと考えております。

代表的なもので画像のようなフロアサインを乗降口に設置することによって、注意喚起を促す ことができます。


また、ステップやライザーと呼ばれる、可動部分にも画像のような足跡マークや注意喚起表示が可能です。 他にも手すりやステップ横の金属部分などにも表示ができますので、様々な形で注意を促せます。 ご興味のある方は下記のリンクの紹介ページもご覧いただけますと幸いです。

エスカレーター安全利用のための注意喚起・広告表示に|山王テクノアーツのエスカレーターグラフィックスのご提案


安心できるくらしのために

ご紹介いたしましたエスカレーターの各種表示だけでなく、当社で扱っておりますサイン製品は日常の様々な場面において、人々の平等な暮らしをサポートするために必要不可欠なものであると考えております。 いかなる人も安心できるくらしのために、山王テクノアーツにはお手伝いできることがございます。 表示物でのお悩みがございましたら、ぜひ一度ご相談ください。

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