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塩ビフィルム2つの製法~キャストとカレンダー~
当社でお取り扱いしているカッティングシートや印刷を施したステッカー製品の多くは ポリ塩化ビニール(PVC、塩ビ)を原料としたフィルム材料を使用しています。 塩ビの原材料は固形で、フィルム状に加工する際には粒上のものを加工して製造しますが、その工法は大きく分けて2種類あります。 今回は塩ビフィルムの特徴とその加工法についてお伝えしていきます。 塩ビフィルムの特徴 塩ビフィルムの特徴は製造時の加工のしやすさや、使用時の柔軟性、耐久性の高さなどが挙げられます。 加えて自己消火性も高いため、厳しい防炎性能が求められる場面でも多く使用されています。 当社で取り扱っております鉄道系の内装、外装のマーキングフィルムは安全上の理由で厳しい燃焼試験をパスすることが必要なため塩ビ素材のフィルムが多く採用されています。 参考記事 また、廃棄焼却時の条件によっては有害な物質が発生するということがあり、他の原材料への転換の機運が高まった時期もありましたが、廃棄処理技術の発達によりこの問題も落ち着きを見せています。 参考 記事 塩ビフィルムの製造方法
2024年6月26日


貼るだけで暑さ対策・省エネ効果の遮熱テープ
「この夏は例年に比べ暑くなりそうです…」毎年のように聞かれるこの言葉ですが、今年も例に漏れず暑い日々が予想されます。 数年来の社会情勢の変化による電力不足により、節電の要請も予想されるため、電力を使用する空調設備など以外にも暑さ対策が必要になってきます。 そのような課題に対し、今回の記事では省エネ、暑さ対策に効果的な「遮熱テープ」ご紹介いたします。 こちらの遮熱テープですが、太陽などから発せられる紫外線を98%、輻射熱88%をカットする性能があり、テープを対象物に貼るだけで、夏の強い日差しを軽減する効果があります。 輻射熱とは? 輻射熱(ふくしゃねつ)とは、遠赤外線などの熱線によって伝わる熱のこと。太陽や機械から放出される熱のことを言います。 輻射熱の特徴は熱線(電磁波)が何らかの物体に当たった際に熱が発生します。電磁波のため空気に影響されず、冷たい風が吹く屋外でも熱が直接伝わります。 太陽の自然な暖かさや、薪ストーブの熱なども輻射熱によるものです。 使用例 ヘルメット ヘルメットの内側に貼ることにより夏場の強い日差しをカット、熱中症リス
2023年6月1日


リサイクルを容易に、モノマテリアルラベル
世界的に環境問題への取り組みが加速度的に進む中で、現在では多くの製品がリサイクル、リユースをする前提で設計されています。 そのような流れの中でも資源としてリサイクル・リユースすることが難しく、埋め立てや焼却処分になってしまうものも少なからずあります。 これらのゴミになってしまうものを減少させ、今後よりリサイクルできる資源の量を増やすために、各方面で新素材の開発や様々な取り組みが行われています。 今回はそのようなサステナブル、リサイクルを推進するために役立つ「モノマテリアル」素材についてお伝えいたします。 モノマテリアルとは モノマテリアル(mono material)とは、日本語で表現すると複数の素材で構成されていない単一の素材、という意味になります。 ポリエステル〇〇%、ナイロン〇〇%などと書いてある衣服の表記で考えるとわかりやすいかもしれません。 こちらの表記が100%で単一の素材、原料で作られているものは「モノマテリアル製品」であると言えます。 なぜリサイクルに有用なのか リサイクル資源として集められたものをいざリサイクルするときに
2023年3月23日


目的に応じて使い分け、様々な環境対応材料~インクジェットメディア~
環境問題への対応は世界中で取り組みが進んでいます。 以前の記事では環境に対応したシールラベル材料をご紹介いたしましたが今回は看板表示や、ウィンドウへのグラフィック表示など使用されることの多いインクジェット印刷用のメディアで環境に配慮されている材料をご紹介いたします。 関連記事 目的に応じて使い分け、様々な環境対応ラベル 一般に屋外看板やウインドウグラフィックを印刷するインクジェットプリンターは大きく分けて溶剤タイプ、水性タイプ、UVタイプの三種類があります。 それぞれ印刷コスト、耐候性、対応メディアのラインナップなどそれぞれに特徴があります。 石灰由来の素材の印刷材LIMEX TBM社LIMEX紹介ページ LIMEX(ライメックス)は、地球上に豊富にある資源である石灰石由来、炭酸カルシウムなど無機物を50%以上含む、無機フィラー分散系の複合材料であり、紙・プラスチックの代替となる日本発の新素材です。LIMEXを使うことで、SDGsの目標への貢献することができます。 インクジェット印刷が可能で、耐水性があるためラミネート加工をせずに屋外での使
2023年1月26日


環境配慮材料 非塩ビマーキングフィルム
毎日の暮らしの中で、街を歩くと看板やウインドウ装飾、道路を行きかう車など、様々なところでマーキングフィルムを使用した装飾や店舗名などの表示を目にすることができます。 今回はそんなマーキングフィルムについて、主流の塩化ビニール(PVC)素材から環境配慮製品と謳われることの多い非塩ビの材料まで、情報をお届けいたします。 マーキングフィルムとは マーキングフィルムとは、ウインドウや看板、車に貼ることが可能な粘着剤付きのシートの総称です。 製品自体に色のついているものと、主に印刷を施して使用する白地や透明なフィルムがあります。 また、一般的にカッティングシートと呼ばれているものもマーキングフィルムと同義とされています。 材質の主流は塩ビ マーキングフフィルムは第二次世界大戦後にアメリカで生まれました。 塩化ビニールを使用することにより、過酷な環境でも色落ちせず、剝がれづらく、柔軟性(曲面への貼り易さ)もあることから評価され、軍用機などを中心に普及してききました。 時代の流れとともに、フィルムに対してインクジェット印刷が可能になったり、施工性が増す
2022年9月22日


SDGsに関する重要キーワード「エシカル消費」
SDGsに関する取り組みが様々な方面で推進されているこの頃ではありますが、今回はその取り組みに密接に関わるキーワードである「エシカル消費」、という言葉についてのお話です。 近頃は様々な場所で見聞きすることの多い「エシカル」という言葉。 聞いたことはあるがいまいちどのようなことなのかわからない…という方も多いのではないでしょうか。 SDGsをはじめとした環境、社会に対する取り組みに関する言葉は横文字が多く、何となくのイメージだけでとらえてしまうこともありますが、言葉の意味をしっかりと理解することでより深くその活動にかかわっていけるようになることでしょう。 目次 エシカルとは 日本における「エシカル消費」の認知度 具体的な「エシカル消費」の例 サステナブルとエシカル 企業はどのような取り組みをしているのか 現状の問題点 当社で取り組んでいるエシカル活動 エシカルとは エシカル(ethical)とは、道徳上の、倫理的な、という意味の英単語です。 法律やルールなどの制約ではなく、人々の良心によって守られる規範ということを示す表現として使用さ
2022年6月28日


止まる?歩く?エスカレーター利用ルールのお話
目次 1. エスカレーターを利用の際、歩くことはありますか? 2. 右側にしか立って利用できない人も… 3. 情報にふれ続けることで意識が変化する 4. 意識して守るルールから、無意識下の習慣へ 5. 立ち止まるだけでSDGsに貢献できる! 6. 山王テクノアーツにできること エスカレーターを利用の際、歩くことはありますか? 今回はエスカレーターの利用時のルール、マナーに関するお話です。 以前より、エスカレーターの利用時には急いでいる人のために右側をあける左側をあける、など地域によっても様々な違いがありますが、利用時の暗黙のルールがあり、それについては様々な議論が起こっていました。 そして現在のあいまいなルールの中では、急いで走って利用した人の転倒などにより、痛ましい事故も時折発生することがあります。 2017年の東京消防庁のデータによると、 エスカレーター事故で搬送された人は年間1396人 に上るそうです。 このようなことを防ぐために利用環境の整備、マナーの向上は、最優先の課題として取り組まなければならないことであると言えます。
2022年6月23日


環境配慮材料「NOALX」を使った看板でSDGsに貢献しよう
少しでも環境に悪影響が少ないものを選ぶ、使用する、という行動はSDGsの観点からも今後、個人法人問わず必要になってくることであると思われます。 印刷物においても例外ではなく、環境対応した材料が各メーカーから発売されています。 今回はその中でも看板などに主に使われているアルミ複合板の代替として利用できるNOALX(ノアルクス)という材料をご紹介いたします。 現在主流の素材、アルミ複合板とは? 従来より看板表示などで使用されているアルミ複合板は、発泡ポリエチレンをアルミで挟んだ板状の素材です。 軽く丈夫、加工もしやすいため看板用などの用途で広く普及しています。 近年までは街で見かける看板のほとんどはアルミ複合板、もしくはそれに近い材料を使用しているものであったといってもよいかもしれません。 こちらの素材の問題点は、硬い素材のため強風で飛ばされたときなどに危険が伴うことと、金属とポリエチレンなど物性が違う材質を複数使用しているためリサイクルが難しい、ということがあります。 また、設置の際も複合板自体の他にベース部分など様々な部材が必要になること
2022年6月14日


SDGs活動の落とし穴…キーワードは「SDGsウォッシュ」
目次 1. SDGsウォッシュとは 2. そもそもSDGsとは 3. これからはサプライチェーン全体の把握が必要に 4. 山王テクノアーツでの取り組み SDGsウォッシュとは SDGsウォッシュ(ウォッシング)という言葉をご存じでしょうか。 一言でいうと「見せかけのSDGs対応を行っていること」で、環境、人権問題などSDGsの指針に対応していると企業のメッセージとして公表しているにもかかわらず、実態がその目標に伴っていない状況になっていることを指します。 由来は英語で粉飾やごまかしという意味のホワイトウォッシュ、という言葉とSDGsを組み合わせた造語です。 今日現在最も注目を集めている目標であると言える地球環境問題への配慮の他に人権、教育、貧困、ジェンダー問題などの17個すべての目標に対する取り組みに関して「見せかけのSDGs対応」をしてしまうともちろんSDGsウォッシュである、とみなされてしまいます。 フェアトレードとされるコーヒーを扱っているが、実はコーヒー農園では秘密裏に児童労働が行われていた。 従来より環境への負荷が少な
2022年5月12日


環境に配慮している印刷会社の証グリーンプリンティング認証
2022年現在、新聞、テレビなどのメディアでは、いまだに続く新型コロナウイルスの報道の陰に少し隠れてしまっている気もしますが、持続可能な社会を目指すSDGsという指針は日々認知度が高まってきています。 少し前まではSDGs?という人も最近ではその概要は何となくでも把握しているのではないでしょうか。 SDGsと一口に言っても様々な目指すべきゴールがあります。 参考: https://ungcjn.org/sdgs/goals/index.html 貧富の差の解消や、暮らしやすい街づくりなど、様々な人類の暮らしに関する目標がありますが、SDGsという言葉で一番初めに浮かぶのは、地球環境の問題への配慮、という印象ではないでしょうか。 様々な業界で環境に配慮した取り組みが求められており、対応が必要のない業種はほぼないといっても過言ではないかと思います。 そんな中私たちが事業を営む印刷業界においても近年環境への取り組みが進んできています。 環境に配慮された材料 バイオマスプラスチック 再生可能なバイオマス資源を原料にしたプラスチックで、ビニール袋や
2022年2月28日