工業用ラベル?普通のシールと何が違うの?

更新日:7月21日



シール、ラベル業界ではよく耳にするワード、工業用ラベル。

一体普通のシールと何が違うのでしょうか。

今回は工業用ラベルの定義、求められる品質要求など、工業用ラベルの選定に関して役立つ情報をお届けいたします。

   目次   

  1. 工業用ラベルは見た目以上に高スペック

  2. どのような種類のものがあるの?

  3. 含有化学物質調査(REACH規則/RoHS指令/chemSHERPA)

  4. 紛争鉱物開示制度 -紛争鉱物調査-

  5. 厳格なトレーサビリティ要求も

  6. 品質を担保するマネジメントシステム


工業用ラベルは見た目以上に高機能

工業用ラベル(シール/ステッカー)とは、大まかに言ってしまうと工業製品に貼られているラベルすべてのことを指します。

自動車や業務用の機械、冷蔵庫洗濯機、ドライヤーのような家電に至るまで、様々な工業製品に貼られています。

これらのラベル、見た目はシンプルなシールに見えますが、貼られる場所、使用期間などによってさまざまな必要条件があり、それらをクリアする機能、品質、証明などが一般的には必要となります。

例えば取り扱いに危険が伴う機械などの注意表示などは、色褪せて内容が確認できなくなってしまうと、重大な事故につながる可能性があります。

そのようなことを防ぐために、貼付する環境に応じて、適切な強度を持ったラベルを選定しなければなりません。

また、後述する規制などにより使用できる材料が制限されるケースもありますので、注意が必要です。

このように必要な文字や図形情報+使用される環境に合わせた粘着機能に加えて必要な付加価値を備えたラベルが工業用ラベルと呼ばれるのです。



どのような種類のものがあるの?


上記でご紹介した通り、一口に工業用ラベルといっても用途に応じて様々な機能があります。

以下に一例をご紹介いたします。

コーションラベル

警告ラベル、注意喚起ラベルとも呼ばれるラベルです。

セキュリティーラベル

開封防止機能や貼換防止機能を備えたラベルです。

可変・シリアルナンバーラベル

一枚一枚印字内容の異なる表示ができます。

耐熱ラベル

種類により300℃程度までの耐熱性があります。

耐溶剤ラベル

貼付箇所の付近で薬品(アルコールなど)の使用頻度が高い場合、付着時の劣化を防止するために用いられます。

帯電防止ラベル

静電気に弱い精密機器に表示が必要な場合に使用されます。

可変バーコード、QRコードラベル

シリアルナンバー同様、一枚一枚違う内容のQRコード、バーコードを印字できます。

GHSラベル

GHS(化学品の分類および表示に関する世界調和システム)に基づく化学品の危険有害性情報を伝達するためのラベルです。

ULラベル

米国の安全規格の一つであるUL認定を受けたことを証明するラベルです。

このマークを使用したラベルは認定を受けた印刷会社のみ製造することができます。


資産管理ラベル・銘板

社内の資産それぞれに名称、管理番号などを表示する用途で使用され、

ラベルだけでなく、金属にレーザー彫刻を施す方法もあります。