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パッケージのお困りごとを解決する機能性ラベルとは~高級感・耐久性・開封防止の課題に応じたラベル選定~

2 日前
読了時間: 7分

食品や雑貨、ギフト商品などに使用されるパッケージラベルは、商品名や原材料表示、バーコードなどを記載するための表示媒体として利用されています。


しかし実際には、ラベルの役割は単なる表示だけではありません。

商品の第一印象を左右するデザインの一部であり、さらには消費者へ安心感を届ける役割も担っています。


例えば、どれほど品質の高い商品であっても店頭で消費者の目に留まらなければ魅力を伝えることはできません。

また、流通中にラベルが剥がれてしまった場合、見栄えの問題だけでなく表示情報の消失やブランドイメージの低下につながる恐れもあります。

さらに近年は、商品の安全性や信頼性に対する意識の高まりから、未開封であることを分かりやすく示す仕組みも求められるようになっています。


このように、パッケージラベルにはさまざまな役割があります。

今回は、高級感の演出、流通環境への対応、開封防止という3つの視点から、パッケージラベル選定のポイントをご紹介いたします。


  目次  




パッケージラベルは商品の第一印象を左右する

店頭には数多くの商品が並んでいます。

その中で消費者が商品を手に取るかどうかは、中身の品質だけで決まるわけではありません。

商品名や色使い、パッケージデザイン、そしてラベルの質感など、視覚から得られる情報も重要な判断材料になります。

特にギフト商品や地域特産品、限定商品などは、その場で品質を体験できるものではありません。そのため、パッケージが商品の価値や世界観を伝える役割を担っています。


人は物を見る際に色や形だけでなく、光沢や凹凸といった質感情報からも品質を判断すると言われています。同じデザインであっても、マットな印象のものと金属光沢を持つものでは受ける印象が大きく異なります。

そこで活用されることが多いのが箔押しラベルです。



高級感を演出する箔押しラベル

箔押しラベルとは、金箔に代表されるメタリック箔などの箔材を熱や圧力によってラベル表面へ転写する加工を施したラベルです。


一般的な印刷インキでも金色や銀色を表現することは可能ですが、光の反射によって生まれる金属特有の輝きまでは再現できません。箔押し加工では実際に金属箔を転写するため、見る角度によって表情が変化し、高級感や特別感を演出できます。


また、箔押しは単に豪華な印象を与えるためだけの加工ではありません。

ブランドロゴや商品名の一部に箔押しを施すことで視線を集めやすくなり、売り場での商品認知向上にも貢献します。

実際に地酒や地域特産品のパッケージでは、ブランドロゴのみ箔押し仕様へ変更することで商品の印象を向上させるケースもあります。


参考



  流通環境によって変わるラベルへの要求性能

一方で、パッケージラベルに求められるのは見た目だけではありません。

食品業界では、製造から出荷、輸送、保管、店頭陳列までの過程でさまざまな環境変化が発生します。


特に冷蔵品や冷凍品では、結露の発生や水分・油分の付着、低温環境での保管といった条件が日常的に存在します。

こうした環境では、

「出荷時は問題なかったのに店頭に並ぶ頃にはラベルが浮いていた」

「冷蔵庫内で保管しているうちに剥がれてしまった」

といったトラブルが発生することがあります。


実はこれらの現象は、ラベルそのものの品質よりも、ラベルと使用環境との相性によって発生しているケースが少なくありません。



なぜ冷蔵・冷凍環境ではラベルが剥がれやすいのか

一般的な粘着ラベルは、粘着剤が被着体の表面へ十分に広がることで接着力を発揮します。

しかし、食品包装ではその接着を妨げる要因が数多く存在します。

例えば、包装面に残る油分や水分です。

粘着剤と包装面(パッケージ面)のと間に油膜や水膜が存在すると、粘着剤と包装面の間の本来接触するべき面積が減少し、十分な接着力を得ることができません。

さらに低温環境では粘着剤の流動性そのものも低下します。

常温であれば包装面の微細な凹凸へ入り込める粘着剤でも、低温環境では思うように広がらず、本来の性能を発揮できない場合があります。


その結果、貼り付け直後に浮く、時間経過とともに端部が剥がれる、輸送時の振動でラベルが脱落する、などといった問題につながることもあります。



冷蔵・冷凍製品向けラベルという選択肢

こうした課題へ対応するため、低温環境や結露面、油面での使用を想定したラベルが利用されています。

粘着剤にはさまざまな種類があり低温下でも初期接着力を発揮できるものもあるため、安心して冷凍環境下でもラベルとして使用することができます。

また、食品包装ではPP(ポリプロピレン)やPE(ポリエチレン)、真空パック包装など貼り付けが難しい材料が使われることも少なくありません。


食品包装向けラベルに関しては「粘着力が強いから安心」という判断基準ではなく、

どのような包装材料なのか

いつラベルを貼るのか

使用温度は何度なのか

どのような流通環境を経由するのか

このような条件を加味して適切な材料や印刷方法の組み合わせを選定することで、しっかり包装に貼りつき文字情報が損なわれないラベルを製作することが可能です。

実際にはラベルトラブルの原因が印刷方式ではなく材料選定にあるケースも多く、用途に応じた見直しによって現状の使いづらいラベルが改善できる場合があります。


参考



消費者が求める「安心感」をどう伝えるか

さらに近年では商品の品質だけでなく、流通過程を含めた安全性についても高い関心が寄せられています。


食品や健康食品、化粧品、医療関連製品などでは、商品が適切に管理されていることや購入するまで開封されていないことを確認したいと考える消費者も少なくありません。

そこでいま注目されているのが開封防止ラベルです。



開封防止ラベルが果たす役割

開封防止ラベルは、製品の開封部へ貼り付けることで、一度開封すると元の状態へ戻せなくなる仕組みを持ったラベルです。


一口に開封防止といってもその方式にはさまざまな種類があります。

例えば、ラベル自体が破断するタイプ、剥がすとラベルに文字が現れるタイプ、また製品(包装)へメッセージが転写されるタイプなどもあります。


開封履歴を可視化することで、不正開封や改ざんの抑止につながるだけでなく、安全性への配慮を形として示すことができます。

そのため近年では食品に限らず、医療関連製品や電子機器など幅広い分野で利用が広がっています。


参考



ラベル選定は「何を実現したいか」から考える

パッケージラベルを検討する際、デザインやサイズは注目されることが多いですよね。

しかし実際には、何を重視してパッケージを製作するのか、その意図によって適したラベルは大きく変わります。


高級感を演出したい場合には箔押しラベル、冷蔵・冷凍環境への対応を重視する場合には低温対応ラベル、未開封であることを分かりやすく示したい場合には開封防止ラベルというように、求める機能から逆算して選定することが重要です。


ラベルは単なる表示媒体ではありません。

商品の魅力を伝え、品質を守り、消費者へ安心感を届けるための重要な機能部材でもあります。




まずは実際の使用環境で評価してみませんか

ラベルは実際のパッケージや使用環境との組み合わせによって結果が変わります。

そのため、導入前には実製品を用いた評価を行うことをおすすめしております。


ラベルのトラブルは印刷方式の変更だけではなく材料選定によって改善できる場合もございます。

当社では、箔押しラベル、冷蔵・冷凍環境向けラベル、開封防止ラベルをはじめ、さまざまな機能性ラベルをご提案しております。

また、包装材料や流通環境まで含めてヒアリングを行い、用途に応じた仕様選定をご提案も可能です。


「商品の魅力をもっと伝えたい」 「流通中のラベルトラブルを改善したい」 「商品の信頼性向上に取り組みたい」そのようなお悩みがございましたら、ぜひお気軽にご相談ください。

用途や使用環境をお伺いしながら、最適な材料や加工方法をご提案いたします。





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