SDGs活動の落とし穴…キーワードは「SDGsウォッシュ」

更新日:6月21日




   目次   

  1. SDGsウォッシュとは

  2. そもそもSDGsとは

  3. これからはサプライチェーン全体の把握が必要に

  4. 山王テクノアーツでの取り組み


SDGsウォッシュとは


SDGsウォッシュ(ウォッシング)という言葉をご存じでしょうか。

一言でいうと「見せかけのSDGs対応を行っていること」で、環境、人権問題などSDGsの指針に対応していると企業のメッセージとして公表しているにもかかわらず、実態がその目標に伴っていない状況になっていることを指します。

由来は英語で粉飾やごまかしという意味のホワイトウォッシュ、という言葉とSDGsを組み合わせた造語です。

今日現在最も注目を集めている目標であると言える地球環境問題への配慮の他に人権、教育、貧困、ジェンダー問題などの17個すべての目標に対する取り組みに関して「見せかけのSDGs対応」をしてしまうともちろんSDGsウォッシュである、とみなされてしまいます。

フェアトレードとされるコーヒーを扱っているが、実はコーヒー農園では秘密裏に児童労働が行われていた。

従来より環境への負荷が少ない機械を販売しているが、使用している部材に含まれる金属が産出国の反政府組織の資金源になっていた。

など、SDGsに関して一つの目標に対してクリアしていても、他の目標にとってはマイナスな状況になっているということはあり得る話で、寄与する目標に対し、その活動の流れすべてにおいて17の目標に対してマイナスな要素がないこと、という状態が目指すべき姿となります。

一度SDGsウォッシュである、この企業のSDGsの取り組みは見せかけである、とみなされてしまうと、世間からの企業への信頼は下がり、それを回復するには労力と時間がかかってしまうことになるかと思います。

せっかく世界の未来のために貢献しようと思って始めた施策が、逆に足かせとなってしまうことは避けたいですよね。

このような事態にならないために、このSDGsという目標に対し表面的、部分的な理解でなく、全体的に理解し、取り組みを進めることが非常に重要になってきます。

そもそもSDGsとは

ここでSDGsについて改めて概要のおさらいをしたいと思います。

SDGsとは持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals)のことで、2015年9月の国連サミットで採択されました。

国連加盟193か国が2016年から2030年の15年間で達成することを目指し、世界全体での未来へ向けた取り組みとして設定された17の目標のことを指します。

国内においても国を挙げた取り組みが行われており、メディアなどでも連日SDGsに関した情報が頻繁に発信されています。

17の目標


目標1

あらゆる場所のあらゆる形態の貧困を終わらせる

目標2

飢餓を終わらせ、食料安全保障及び栄養改善を実現し、持続可能な農業を促進する

目標3

あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を促進する

目標4

すべての人々への包摂的かつ公正な質の高い教育を提供し、生涯学習の機会を促進する

目標5

ジェンダー平等を達成し、すべての女性及び女児のエンパワメントを行う

目標6