今回のお客様は現代社会における課題をBEVのアプローチから解決する株式会社VECTRIX JAPAN様です。
早速ですが、EVは知っているけどBEVとは?と感じた読者の皆様も多いかもしれません。
EVはElectric Vehicleの略称であり「電気で動く車両」全てを指す広義の言葉でご存知の方も多いと思いますが、BEVはEVの中でもさらに「バッテリーの電気だけを使いモーターで走る車」を指します。
他に知られているHVやFCVは電気以外に化石燃料や水素の化学反応も利用して走ることがありますので、電気のみで動く車両を区別する場合にはBEVという名称で呼んでいます。
こちらの企業様は温室効果ガスの排出量減少と物流ドライバー不足の2つの課題解決に貢献するべく、超小型商用BEV「I-Cargo」を販売していらっしゃいます。
それでは超小型商用BEV「I-Cargo」を見てみましょう。
「I-Cargo」の写真はこちら。
(画像は公式ホームページより引用)
丸みの帯びたデザインはかわいらしくもありますが「I-Cargo」は機能が大充実。普通免許で運転できるハードルの低さや交換式バッテリーでの安心感に加え、曲がる際にも車体が傾かず安全に運転できるなど「誰でも運転ができる」車体で、地域の物流拠点からお客様までの物流の最終アクション(ラストワンマイル)を支えます。
今回は「I-Cargo」を動く広告としてアピールするために、展示車を社名やロゴでラッピングしたいとお問い合わせいただきました。
車体へのラッピングということもあり、デザイン性だけではなく、日光や雨風など屋外の環境にも耐えうる機能(耐候性)が要求されるため、それらの条件をクリアする製造方法や材料の選定が必要です。
本事例では耐候性と美観を重視し以下の方法で製作いたしました。
・被着体と用途に合わせ、屋外設置にて5年以上耐久実績のある材料と印刷方式(インクジェット印刷)を採用
・貼り付けテストを経たのち当社技術部門にてデザイン及び施工方法を調整
それでは当社で製作したステッカーを早速ラッピングしていきます。
ラッピングは職人の手で行われ、車両を傷つけたり空気が入り込まないように慎重に作業が進められます。
職人さんの背丈と比較すると荷台の大きさがわかりますね。
今回はLargeサイズの荷台にラッピングしていますので、ラッピング自体の宣伝効果もさることながら配送物も多く運べることが期待できます。
フタなど開閉箇所やボックスの凹凸面にはヒートガンを使ってステッカーを収縮させ、ぴったり曲面に沿うように貼って綺麗に仕上げます。
そして作業を続けること数時間…
「I-Cargo」ラッピングが完成しました!
白い車体に社名が映え、広告効果が期待できる仕上がりになりました。
ラッピングについては、前面から背面にかけてのグレーとブルーのラインが曲面や凹凸に沿ってしっかりと貼り付けされています。
荷台開閉部分の切れ目をまたいでグレーとブルーのラインが通っていますが、ラインが切れて見えないようにしっかりと施工され、見栄えもよい仕上がりです。
山王テクノアーツでは今回ご紹介した事例の他にも、飛行機、電車、ゴルフカートや自動販売機まで、立体物へのラッピングをお考えの際はデータ作成から印刷から貼付け施工までワンストップサービスをご提供しております。大まかなイメージや画像からのデザイン作成も可能です。
車両に限らず「ラッピングしたい!」というご要望がございましたら、まずはご相談いただけましたら幸いです。
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