カーラッピングの相場は?価格を下げるには?

更新日:4月13日



一時期の「痛車」ブームなどもあり、企業のプロモーションだけでなく、個人にも普及してきているカーラッピング。

車両全体をラッピングするなんていくらぐらいかかるのだろう…と疑問を持ったことがある方も多いのではないでしょうか。

そこで今回はカーラッピングの相場や発注先のチェックするポイントなど、カーラッピングをお考えの方の業者選定の参考にしていただける情報をお届けいたします。


カーラッピングとは?

カーラッピングとは、ステッカー(ラッピングフィルム)を車両に隙間なく貼り付けることにより、色や柄(デザイン)を変更することのできる技術です。

従来からの色、柄を変える技術であった塗装と比較して、施工の作業時間が大幅に削減でき、また表面に印刷が可能です。

そのため意匠も塗装と比べ作業者のスキルに左右されることなく、高い精度で再現できます。

また、再剥離性能を持つフィルムを使用することにより、元の状態に復帰することも可能です。

この技術は約30年前に誕生し、貼付け施工の方法や、耐久性、施工性などラッピングフィルムの性能も、日々進化を続けています。




海外ではプロモーションの手法の定番

カーラッピングは様々な場所でアピールできる上に、とても目立つので海外ではプロモーションの定番として幅広く普及しています。

比較して日本では普及が遅れていますが最近では街でも見かける機会が増えてきています。

また、国内では乗用車よりも、バスや電車のラッピング車両を見かける機会の方が多いかもしれません。



相場価格や製造方法

早速ラッピングをするのにいくらかかるのか、というお話ですが一般的な乗用車をフルラッピングしようとすると貼付面積、使用材料やデザインによって、幅は広いですが1台当たり60万~160万円が相場といわれています。


製造方法に関しては、上記画像のような車体全面へのラッピングの場合、カーラッピング用の高品質フィルムにインクジェット印刷、表面保護用のラミネート加工を施したものを使用します。


熟練の職人の技術

各箇所に合わせて製造されたラッピングフィルムを、車体に貼付ける作業は、職人による手作業です。

こちらの貼付け施工作業ですが、車体を傷つけたりしないように作業しなければいけませんし、気泡などが表面に出ないよう、失敗の許されない完璧な仕上がりが要求されるため、非常に難易度が高い作業となっております。

とある業者に貼付け施工を依頼したが、ラッピング表面に気泡が入っていた、刃物で傷ついた跡があった、などのトラブルも耳にしたこともありますので、依頼する業者の選定時は、万が一の時の保証など条件の確認を慎重に行わなければなりません。


弊社でも材料を取り扱っておりますフィルムメーカーの3M社では、ラッピングの認定技術者の制度なども運用しておりますので、施工業者選定でお悩みの際はこちらの認証を取得している事業者に依頼すると、安心できるかもしれません。

4-Star施工技術者認定システム とは - 3M(外部リンク)


また、ラッピング施工技術を競うカーラッピング選手権なども定期的に開催されておりますので、ご興味のある方はyoutubeなどで検索していただくと、その模様をご覧いただけます。



コストダウンの方法

このようにカーラッピングは職人が手作業で慎重に施工するので、時間がかかります。

さらにキレイに貼れるよう空気が抜けやすい構造などの機能を持った特殊なフィルムを使用しているため、先ほどお伝えした60万~160万円という価格帯が相場になってきます。


こちらの価格について、高いか安いかという判断は予算などによりそれぞれ差があるかと思います。


大幅に1台当たりのコストを下げるには


1.フルラッピングではなく部分マーキングにする

車体全体のフルラッピングではなく、

一部分にマーキングをするデザインにするということであれば、

数万円~60万円/台の間でのご予算対応も可能となってきます。

また、車体の地色を活かしてラインなどを効果的にマーキングすることにより、使用フィルムの面積を減らして車両全体にデザインを表現することも可能です。


2.発注数量を増やす

複数台分を同時にご注文いただくことで、

1台当たりの単価を下げることも可能となってきます。

デザイン内容、枚数、サイズなどの条件によっては、

数千円~数万円/台でのご予算対応も可能となってくる場合もあります。


上記のように仕様を再検討することでコストを下げる方法があります。


では貼付け面積、デザインなどの仕様は変えずに、少しでもコストダウンするにはどのような方法があるのでしょうか。


1.依頼先は近隣の業者を

カーラッピング施工をする場合、施工業者に出張して車の保管場所まで来てもらうか、車を施工業者の工場などへ回送するかの2パターンがあります。

どちらの場合も遠方になると交通費、場合によっては宿泊費など余計な費用が掛かってしまうので費用が増大する一因に。

作業の難易度、作業人数によっては所要日数が2日以上かかる場合もありますので、施工期間が長くなる場合はそれなりの金額になってしまいます。

近隣の業者に依頼することにより出張費が無料であったり、ご自身で持ち込む場合も手間がかからず、結果的にコストを下げることが可能になります。

業者によってはあるエリアまでは出張費無料、というような業者さんもありますので、見積りを依頼する際に出張費の有無を確認してみるのもよいかもしれません。


また、近くであれば施工前にパーツ作成をするための実車寸法調査などもスムーズに行えるため、こちらも近隣の業者に依頼するメリットとなります。



2.自社で印刷~施工まで対応している業者で

次にチェックしていただきたいポイントは、「自社内で印刷~施工まで対応しているか」という点です。

自社内でデータ作成、ラッピング用フィルムの印刷製造までは行い、施工作業は外部の協力会社に委託しているところもあります。

その場合も信頼関係のある業者が施工を行うので、品質の面では問題ありませんが、職人を抱え、施工までをワンストップで内製化している会社と比較すると、どうしても費用面で割高になってしまうこともあります。

そのため製造から施工まで一気通貫で対応している業者に依頼する方が幾分かコストメリットがあるケースが多いようです。




材料は高品質のものを

ちなみに材料のスペックを下げるというコストダウンはお勧めできません。

カーラッピング用ではないステッカーフィルムなど、安い材料を使用すると、剥離時に汚れが残ってしまうなどのトラブルになることがあります。

車自体の価値にもかかわってくることですので、使用材料は品質の担保された、カーラッピング用フィルムを必ずご使用ください。


もちろん価格だけでなく対応など総合的に業者選定は行うべきですが、どうしても予算が合わない、というような場合は上記のようなポイントを加味して検討してみてはいかがでしょうか。


ここまでご覧いただきありがとうございます。

実は弊社、山王テクノアーツは施工作業の完全内製化には至っておらず、上記の2.には該当しない印刷業者でございます。

ですので正直なところお値段だけでの比較となるとご希望に添えられないこともあるかもしれません。

しかし長年のサイン・工業用ラベル業界における実績と品質、お客様対応、正直価格でご満足いただけるよう日々精進しておりますので、近隣のお客様も、遠方のお客様も、お困りのことがございましたら一度ご相談いただけますと幸いです。



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